RED HOOD & WORVES








真っ赤なズキン

可愛らしい容姿

歩けば花が咲くようで

森の皆は赤ズキンーー が大好き。



勿論、凶悪な狼も…。




森は今日も平和です
陽気は穏やか小鳥も冴えずるまさに良い天気
そんな森の中 は風邪をひいたフォークの為にワインとパンを携え歩いていた。

(風邪をひいたフォークさんには悪いけどちょっとラッキーだな…だってフォークさんに会えるもん!)

顔がにやけるのを懸命に抑えながら足取り軽く歩いていく。
しかし…森に住む悪い狼が可愛い を見逃す筈がなかった…!


「ヒュゥ、上玉じゃねぇか…」

ガサリッ
出てきたのは赤い色の狼・スカーフェイス

「当たり前だ、俺が一年間ずっと見守った女だからな!」

次に出てきたのはストーカー大好き狼・ケビンマスク

「美しい御面…是非頂戴したい…!」

妖腕刀を怪しく煌めかせる危なそうな狼・ハンゾウ

「アホ、剥いだら駄目だろ。」

風貌が不気味な狼・ボーンコールド

「で、これからどーすんだ?」

「トーットト…矢張ここは物語通りに行けばいいだろう…」

ハンゾウは物語通りに を花畑で足止めして、フォークをどうにかすればいいと提案。

「つまりは青姦か…」

「「違うだろ」」

ケビンの進みすぎた妄想に思わず突っ込むスカーとハンゾウ

「まぁ…青姦はどうあれ、俺はその意見賛成だねぇ。」

森の中で怪しく笑いだす狼四匹。
赤ズキン・ はどうなってしまうのか…





「そこの可愛い赤ズキン〜」

可愛いかどうかは解らないが赤ズキンと聞き は振り返ってみた。すると自分を呼んだのはどうやらあのガラの悪い狼四匹らしい。

(うわっ!キャラが濃い!)「私に…何か用ですか?」

はびびりながも用件を四匹に聞いた。

「お前は…これからフォーク・ザ・ジャイアントの家に行くのだろ…」(小さくて可愛いな…)

口を開いたのは青い仮面の狼

「良く知ってますね〜フォークさんのお友達ですか?」

首を傾げる可愛らしさは瞬殺級

「そんな所だ。」

今の可愛らしさを見て良く話を進めた、とスカーは自分を誉めた。

「しかしなぁ…まさかそれだけで見舞いに行く気じゃねぇよな?」

意地悪な口調でボーンが言うと はどういう意味か?と聞いてきた。

「あいつの好きな花がこの先にたんまり咲いているのだが…」

ハンゾウの言葉に は驚いた。

(フォークさんが花を!!リサーチミスだわ…)「初めて知った!じゃあ私それを摘みにいかなきゃ!!!」

可愛い子羊
見事に狼達の罠に嵌る

「じゃあ俺達が案内してやるよ!」
スカーとハンゾウは を連れて森の中へ…残りの二匹はフォークを仕留めに…



がフォークの家に向かう時に日は高く昇っていた。バスケットと両手にいっぱいの花を抱えていた。

「ありがとう!スカーさん、ハンゾウさん!私あんな場所があるなんて知らなかったわ!」

「いやそんな…」

「気にするな」

白い肌
汚れを知らない人格
愛らしい容姿
全てが文句がない
だが…

((なんでフォークなんだよ…))

この話最大の謎である。

「着いたよ!」

気が付けば目の前にはフォークの家が。
は家のドワの前で胸を抑え緊張しているのか顔を赤らめて落ち着かせる為に深呼吸する。

((だから何でフォークなんだよ…!))

最大の謎だ。

が部屋の中に入るとベットにはフォーク…ではなく布団をかぶっているボーンとケビンがいるのだった。

(マジ、男同士ベットってのが寒いよな)

「フォークさん…大丈夫ですか?」

からの位置だと顔が認識できないのでベットにいるケビンとボーンをフォークと勘違いしているらしい。

「少し…調子が悪いんだ…」

ケビンの声だ
わざとらしく咳をする。

「声が若くなった気がするのは風邪のせい?」

「ああ、その通りだ。」

即答かよ

「顔…青いけど平気?尋常な青さじゃないよ…」

それはケビンの鉄仮面だ…

「少し寒いんだ…だからちょっとこっちに寄ってくれ…」

下心見え見えのケビンの台詞にも素直に従う ーー。そして…

「!」

後ろにはケビン、前にはボーンというサンドウィッチ状態に組み敷かれる。

狼四匹と赤ズキン一人
愛しい人はその場にはいない。

「えっ!?フォークさんは!?」

「フォークはいない。」

騙された?
ケビンの一言で は全てを悟る。
「ショックでも受けちゃったのか〜?」

ボーンが の顎を上に上げて顔を自分の方に向けさせた。

「…そうですよね!嘘に決まってますよね!」

胸が絞められるような切ない笑顔

「フォークさんが風邪ひく訳もないし私なんかを家に呼ぶなんてない…ですよね!アハッ…何、騙されているんだろう…」

よく喋るのはショックを相当受けている証拠
顔は笑っていても声は震えていて目から涙が溢れないのが不思議な位だ。
健気で儚く愛おしい

(((だからなんでフォークが好きなんだよ!)))


愛だ。純愛だ。

「大丈夫だ…あんな四角、悲しみも全て俺が忘れさせてやる…」

ケビンは悲しむ を見て罪悪感所か逆に発情した。

(俺より鬼畜だ…)

ハンゾウは呆れた。

そんな四匹の中、先陣を切って のブラウスのボタンに手をかけた。

一つづつボタンが外されていくに連れ は目を閉じ震えが増していった。












ゴクリッ…











思わず飲み込んでしまう生唾

ああ…赤ズキンはこのまま悪い狼四匹に食べられてしまうのか…!


ー!!!」



家の窓が激しい音を立て割れる。そしてガラスの破片と共に家に入ってきたのは…



「…フォークさん?」

「よぉ」






ギャース!







「フォ、フォ、フォーク!!!なんで此処に!!」

の家に着いたら は俺の家に向かっているって聞いてな…」

辻つまが合わないと思い急いで帰ってきたとフォークが続けた。
狼四匹から出るのは脂汗

「お前ら…ブロロ…覚悟は出来てるよな!!」








ギャース!!!








「オッオイ…今日のフォークはなんかやべぇな…」

思わず煙草を手で揉み消すボーン

「これは…退いた方が得策だな…」

後ろに下がりながらハンゾウが提案

「逃げるが勝ちか?」

口調は強気でも尋常じゃないフォークの気迫に逃げ腰になるスカー

(チッいい所だったのに…)「バァイ、 …又会う日まで…」

まだ諦めていないがここはイギリス紳士的に別れの挨拶をするケビン

フォークの殺気におの退き狼四匹は堪らず家を飛び出ていった。
家に残るのは赤ズキンとフォーク…。

「あ〜その…早く前、閉めた方がいいぜ…」

フォークはなるべく の方を見ずに指で服を指した。

「あっ…ああ…そうですね。」

「早くな!でないと俺も…」

「俺も?」

が可愛いから俺も狼になりそうだ!」

恥というものを知らない様にハッキリと豪快に笑いながら言った。
真逆に は顔を真っ赤にさせてうつ向けてしまった。
が…

「!!」

はフォークの腕にぎゅっと力強く抱き締めた。
そしてさっきより倍、顔の色を濃くさせて言った。

「フォークさんなら…優しいから狼になってもいいですよ…」

「ブロロッ!?」

何もわかっていない風に笑ってたフォークも赤面させ押し黙ってしまった。

そんな空気をつつむのはおやつ時の午後の三時だった。






それからフォークと は凄く仲良しになった。
狼達とも仲良くなった。
はもう騙されない。
だって の隣にはいつもフォークがいたから。





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